ブラジル人のジョアン

仲間を大切にする気質

ブラジル人のジョアン。
日本ととても関係の深いブラジルから来た彼は、ほかの県に住んでいました。
ところが、そこのブラジル人コミュニティが嫌で、東京のシェアハウスに引っ越してきた変り種です。

南米であるブラジル人のジョアンは、御多分に漏れずとにかく明るい男性で、いつもにこにこしています。
悩みなんかないといった表情を見せますが、それこそ悩みなんだということが最近分かってきました。

本来とても情熱的なブラジル人ですが、ジョアンの場合には親切で仲間をとても大切にします。
しかし、コミュニティのようなスペースでは、ブラジル人同士がくっつき、排他的な世界を作り出してしまうのだそうです。
日本人からすると、とても耳の板はなしではありますが、博愛的なジョアンにとってはそれがつらかったらしく、こちらに引っ越してきました。

ブラジル人の笑顔を見ていると、そんな悩みがあるのかなと思ってしまいます。
普段から大雑把に見えるからかもしれませんが、実に細やかな感性を持っているのがジョアンだったりするのです。

情熱は血のなせる業か

ブラジル人を語る上では、情熱的なラテンの血であるということは忘れてはいけないでしょう。
いつも明るいだけではなく、女性が大好きで声を掛けたりするのは、日常の挨拶なのです。
奥さんがいても当然のように声を掛けるのですから、ラテンの血も大したものだといわれるゆえんです。

ジョアンもとりあえず声をかけまくります。
シェアハウスの中でも、シャオハンやユミに毎日のように甘い言葉をかけるのは、やっぱり挨拶なのでしょう。

最初のうちは戸惑うものですが、これがなければジョアンではなく、なんだか寂しいものがあると言っていたのはおとなしいユミなのですから驚きです。
どこか憎めないところがあるのも、ブラジル人のラテンの血がそうさせているのでしょう。

日本人も見習わなければいけない明るさ

明るいジョアンですが、忍耐力のなさといったら世界一なのかもしれません。
何事にも我慢しませんし、耐えるという言葉はどこにあるのだといわんばかりです。

彼の仕事は工員ですが、どうしてもあげなければいけない残業も全くしてきません。
給料倍といわれても、そんなの堪えられないといって帰ってきます。

お金がなくても、そんなものはどうにでもなるさと明るい表情で帰ってくるのですから、大丈夫かって思ってしまうこともあるのです。
ですが、本当は頭の中で計算していて、しっかり家計を維持しているのですから、人は見た目ではわからないといったところでしょう。

いろんなことがあっても、いつも明るく過ごしているのがジョアンです。
暗いことは心の中にしまっておき、必死に明るさを作れるところは、日本人も見習っていな変えればいけないところなのでしょう。