日本人のユミ

奥ゆかしさが日本人

このシェアハウスの中で、最も良識的なのは日本人のユミなのかもしれません。
何も日本人という視点だからではなく、根本的にまじめで礼儀正しく、落ち着いているのです。
そう思うのも、常に騒いでいるジョアンやボブといった人たちと比べてしまうからかもしれませんが、日本人の奥ゆかしさを見ているような気もします。

日本人は、やはり諸外国の人と比べると、前面に出ることを嫌います。
出る杭は打たれるということを嫌うのか、何かにしゃしゃり出ることはありません。
ユミもおとなしく、人を押しのけて前面に出てきたりはしないのです。

シェアハウスの住民もそのことは分かっており、無理やり表舞台に引き出したりはしません。
ですが、ボブにしてもジャックにしても、レディーファーストが当たり前の国ですから、何かにつけてユミを立ててくれるのは、さすがだなと思ってしまいます。
それを自然にするのですから、日本人も考えなければいけないでしょう。

奨学金を考えると住宅費にお金を掛けないために

ユミは大学院に通う学生で、将来的にもそういった道に進みたいそうです。
ですが、奨学金を借りて大学に行ったらしく、住宅費にお金を使えないことから、シェアハウスを選んだというのがユミらしいというところでしょう。

奨学金ということを考えれば、大学院に行っているから先延ばしにすることができているそうです。
しかし、その分また借りてしまっているため、将来どうするべきか、収入がそこまでできるのだろうかと悩んでいます。
学生さんもいろいろな悩みがあるものだと思いますが、シェアハウスの家賃を考えれば、負担を下げるためには有効な手段であることは間違いありません。

専攻は理系のユミですが、シェアハウスで多くの言語と触れ合うのは楽しいようです。
知らない言葉が飛び交い、時に挨拶がてら口説かれたりするのもまじめに考えてしまい、なんて返したらいいか考えているうちに時間が過ぎていくのは、彼女らしいところでしょう。
根が真面目なのか、なんでも考えてから返答をするため、ちょっとタイミングがずれているのです。

日本人ではユミみたいな子を天然と呼びますが、ほかの国では何と呼ぶのでしょうかね。
いずれ聞いてみたいなと思っているところです。

お互いをリスペクトできるかどうか

シェアハウスという環境で、男女混合ってどうなんだろうと思うかもしれません。
問題となるのは、住人がルールを明確にして、しっかりと考え行動できるかどうかでしょう。

ユミは目立ちこそしませんが、それなりにきれいな女性です。
誰にでも声を掛けられても不思議ではありません。
そんな子が一緒に住んでいても、ちゃんとルールがあり、お互いをリスペクトしていけば、問題となることはほとんどないものなのです。

どこでもそういったわけではないかもしれませんので、男女混合のシェアハウスの場合には、どれぐらいの比率になっているのかは確認したほうがいいでしょう。